気仙沼~陸前高田市へと遊びに行き、大原方面へと向かう帰り道、「清水の湧口」なる看板を発見。というか、いつも看板を目にして気にはなってたんですが。
先日、宮城県在住の叔母達も一緒にいたこともあり、話のタネにと「清水の湧口」寄ってきました。
といってもちょこっと寄ってみるという距離でもないんですが。
途中でこのような滝もあります(白糸の滝)。
川の水もとてもキレイ。清流です。
この先ほんとうに集落があるのだろうかと思ってしまうくらい、少しも川が汚れてないのです。
(うちの目の前の川は清流とはいえないもんなあ。)
道を誤っていないか少々心細くなりつつ、車で走っていくとちゃんと集落が見えてきます。
案内の看板にしたがって集落の中に車をすすめていくと、そこはまるでタイムスリップしたかのよう。
しんと静かな集落で、建物は昔ながらのまんまで、道の脇を用水路の水がざぶざぶと流れています。
用水路のわりにキレイな水。
集落の雰囲気は昭和というよりもっと古い時代の雰囲気。
遠野のカッパ渕と似ているような、そんな雰囲気です。
赤に木々と水辺の緑が映え、昔、映画で観たような懐かしく美しい風景。
観光地ではないので、ちょっとよそ者が入り込んでは申し訳ないかんじ。
初めて来たせいもあり、遠慮しつつ路駐し(駐車場がありません)、湧口を見に車を降りてみました。
用水路を流れていた水は、ここの湧き水でした。どうりでキレイなわけだ。
↑ これはキレイな水辺にしか生息しない梅花藻(ばいかも)という貴重な植物だそうです。
あと、もう一種類植物がありました。あれは山葵だったんじゃなかったかな?
地元の方々は今でも普通にここの湧き水を生活用水として使っているらしく、家の敷地内にある水路の端にバケツがコロコロところがってました。
食材を洗ったりしてるのでしょうか?
湧口へは先客がいました。
気仙沼からいらっしゃったとのこと。常連さんのようで、ポリタンクをたくさん持ち込んで水を汲んでらっしゃいました。なにか商売にでも使ってるのかな?
これが、湧き水のまさに湧き口
「コンコンと湧いている」「地底から湧いてる」というイメージをしていたんですが、ここの清水は積んだ石垣の中から川のように水が湧いてます。
この日はとても暑い日だったんですが、水は意外にも冷たくてビックリ。
従姉妹はずっと手を入れていると痛いと言ってました。
大きいニジマスが一匹、悠然と湧き水の中を泳いでました
ほんとにキレイな水なんですねえ。
いつだったか聞いた話なんですが、広くここの湧き水が知られるようになり、一時期よそから水を汲みに来る人たちが増えたことで水辺が汚れてしまったという話を聞いていました。
昔の姿を知らないのでよくわからないのですが、今のところキレイに保たれているようでした。よそから汲みに来るものとしてはお行儀良くいたいものですね。
おまけ。
今はちょうどアヤメのキレイな時期。
清水の湧口に行く途中にありました。
写真提供(
ちえぞう)